SAPジャパン、自社製品の導入支援サービスを刷新

NO BUDGET

2019-09-24 06:00

 SAPジャパンは、同社ソリューションの導入プロジェクトを支援するサービス「premium engagements(プレミアムエンゲージメント)」を刷新し、新たに提供を開始すると発表した。

 「premium engagements」は、戦略的な連携により顧客のビジネス価値の創造を最大限支援する大企業向けの「SAP MaxAttention(エスエーピー・マックスアテンション)」、インテリジェントエンタープライズの実現をめざす中堅企業向けの「SAP ActiveAttention(エスエーピー・アクティブアテンション)」、SAP S/4HANAおよびSAP BW/4HANA導入プロジェクトを支援する「SAP Value Assurance(エスエーピー・バリュー・アシュアランス)」がある。

 SAP MaxAttentionとSAP ActiveAttentionは、以前は導入プロジェクトの実行から運用までが支援対象だったが、新規サービスでは対象範囲を拡大してSAPソリューション導入における計画段階からプロジェクトの準備、導入、運用にいたるまで、エンド・ツー・エンドで支援することとなった。ユーザーがどのような形でSAPソリューションを導入しようとしているかを把握した上で、技術的な観点でリスクの有無を確認するとともに、テスト段階で目標とするパフォーマンスが達成できているかをレビューする。そして、達成できていない場合の最適化方法などを提案し、各フェーズに合わせた「イノベーションサービス」「サイバーセキュリティとコンプライアンス」など合計10のパッケージサービス群をユーザーの状況に応じて取捨選択できるようにした。

 またSAP Value Assuranceは、以前はSAP MaxAttentionの一部として提供されていたが、SAP S/4HANAおよびSAP BW/4HANAソリューションの導入に特化したサービスのみを個別契約として提供できるようにした。

 新しいサービスは、契約したユーザーのためのプランの立案・実行を統括しサービスの品質を管理するテクニカル・クオリティ・マネージャー(TQM)、および各種技術支援のためのサービスとその実行エキスパートにより提供される。さらに専用のバックオフィスとして、ミッション・コントロール・センター(MCC)が設置され、TQMもしくはサービス実行エキスパートから全世界のSAPの人や情報へのコンタクトポイントとしての役割を担う。

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