日立、制御システムの安定稼働を支えるセキュリティサービス

NO BUDGET

2019-10-10 06:00

 日立製作所は、「制御システム向けセキュリティ監視・分析支援サービス」の提供を開始した。利用価格は個別見積り。

 同サービスは、制御システムへのサイバー攻撃に対し、セキュリティイベントの監視・分析から、発生したインシデントへの対応までを24時間体制でワンストップで支援する。高度な監視基盤を用いたセキュリティイベントログの常時監視に加え、インシデント検知時に保守員や制御システムエンジニアが迅速に駆けつけ、適切に対応することで、セキュリティ被害や事業影響を最小化する。

 日立が制御システムとセキュリティに関する高度な知識と技術を有する専門チームを編成することにより、迅速かつ柔軟な対応を実施する。専門チームは、実際のインシデント対応支援を行うセキュリティエキスパートや制御システムエンジニアといった経験豊富な人員で構成される。

サービスの概要
サービスの概要

 今回はサービスの第1弾として、電力、鉄道分野向けに提供し、順次、他分野への適用を拡大していく。制御システムはITシステムと異なり、基本的には外部ネットワークに接続することが想定されておらず、オンラインでの遠隔常時監視は困難なケースが多いという課題があるが、同サービスでは、ログ収集・監視装置に蓄積したログを用いることで、オフラインでの定期診断や緊急時のインシデント調査・分析など、ユーザーの環境に合わせて柔軟にサービス提供する。

サービス効果
サービス効果

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