業務ソフトシリーズ「弥生 20」、軽減税率の混乱に対応--相次ぐ制度変更を支援 - (page 3)

藤代格 (編集部)

2019-11-11 07:15

 「今回の法令改正以上のインパクト」の懸念と語るのが、2023年10月1日から予定されている「適格請求書等保存方式」、通称インボイス制度だ。課税事業者に発行が義務付けられている“インボイス”記載の税額のみが控除対象となるもので、発行できない免税事業者から仕入れる場合、仕入れ税額が控除できなくなる。

 「免税事業者にとっては、商流からの排除を覚悟するか、課税事業者となるかの判断を迫られる」(岡本氏)。課税事業者を選択する企業も、受領する側もシステム対応は避けられないと指摘する。

直近の法令改正一覧(出典:弥生)
直近の法令改正一覧(出典:弥生)

 一方で、労働力人口の減少、生産性向上の必要性など、日本の社会的課題にも言及。「行政側の効率観点から提出時の電子データ化が重視されてきたが、業務“そのもの”の電子化、抜本的な見直しは必要になってくる」(岡本氏)。昨今の改正の進め方に一定の懸念を表しつつも、控除額の10万円追加、大企業での義務化という電子申告・申請と合わせて“大きな山”をサポートしつつ、計画的に進めていく考えだ。

 「将来のデジタル化に備え、事業者や会計事務所、業務ソフトウェアベンダーを巻き込んだ動きの音頭を取っていくとともに、足元の動きにもしっかりと対応していく。そのための20シリーズ」(岡本氏)

 価格はすべてオープン。弥生が展開するECサイト「弥生ストア」では、製品にあわせて操作サポートを省いてプログラムのアップデートに絞ったセルフプラン、標準的なベーシックプラン、他社ソフトの操作質問などまで対応するトータルプランを用意している。

 それぞれベーシックプランとした場合、税別の初年度優待価格は確定申告ソフト「やよいの青色申告」は1万2000円。会計ソフト「弥生会計 スタンダード」は3万9800円、「弥生会計 プロフェッショナル」は7万7200円、「弥生会計 プロフェッショナル 2ユーザー」は10万5000円。給与計算ソフト「やよいの給与計算」は2万7000円、「弥生給与」は7万7200円。販売管理ソフト「やよいの見積・納品・請求書」は5000円、「弥生販売 スタンダード」は3万9800円、「弥生販売 プロフェッショナル」は7万7200円、「弥生販売 プロフェッショナル 2ユーザー」は10万5000円。顧客管理ソフト「やよいの顧客管理」は5000円。

 Windows Serverを利用して3台以上のPCを接続できるネットワーク対応版の「弥生会計 ネットワーク」、「弥生販売 ネットワーク」は、製品のみとなる「for SQ」、データベース「Microsoft SQL Server Standard」を同梱する「with SQL」があり、ライセンス数に応じて価格が変動する。

弥生会計 ネットワーク、弥生販売 ネットワークの共通税別価格一覧(出典:弥生)
弥生会計 ネットワーク、弥生販売 ネットワークの共通税別価格一覧(出典:弥生)

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