AWS、「Amazon EC2」に新たな割引モデル「Savings Plans」を導入

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2019-11-08 10:23

 Amazon Web Services(AWS)は米国時間11月6日、AWSのコンピュートサービス群に対する新たな価格オプションを発表した。「Savings Plans」という簡潔な名称のこのオプションは、1年間、あるいは3年間で利用するコンピュート能力を顧客がコミットしておくことで、「リザーブドインスタンス」並みの割引きが提供されるという柔軟な価格モデルとなっている。

 Savings Plansには2つの選択肢が用意されている。AWSによると、「Compute Savings Plans」(コンピュート用「Savings Plans」)は高い柔軟性を備えており、最大66%のコスト削減を顧客にもたらせるという。また、「EC2 Instance Savings Plans」(EC2インスタンス用の「Savings Plans」)は単一リージョン内の特定インスタンスファミリーに適用されるものであり、最大72%の割引きが提供されるという。

 AWSのチーフエバンジェリストであるJeff Bar氏はブログ投稿で、「あらゆる種類のコンピュート利用に対してOn Demand(オンデマンド)の価格と(より安価な)Savings Plansの価格が用意されている」と述べ、「1時間あたりの具体的なコンピュート使用量をコミットしておけば、その使用量に達するまでの利用はすべてSavings Plansの対象となり、超過分はOn Demandの価格体系に基づいて課金されるようになる」と続けている。

 Savings Plansは中国以外の全てのリージョンで提供されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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