富士ゼロックスは11月13日、複合機として展開する「ApeosPort-VII C/DocuCentre-VII C」シリーズの「C 3372」を発表した。1分間の複写速度が30枚の低速モデルの拡充として新たに投入する。
コピーとプリント機能を搭載した「DocuCentre-VII C3372 P」とスキャンやファクス、両面自動読み取りが可能な「ApeosPort-VII C3372 PFS」「DocuCentre-VII C3372 PFS」の3つをラインアップ。国内の年間販売目標はC 3372シリーズで1万2000台。11月15日から発売する。
クラウドアプリケーションにシングルサインオン(SSO)できるID管理サービス「Azure Active Directory(AAD)」と連携。複合機から1回ログインすれば、対象サービスへの追加ログイン操作が不要になる。
クラウド連携を一元化できる「Cloud Service Hub」、クラウドサーバーに登録したデータをセブンイレブンなどに設置された移動先の対象機器から印刷できる「Cloud On-Demand Print」、ファイル共有サービス「Working Folder」などの個別の認証ステップを省けるとしている。
Cloud Service Hub概要イメージ(出典:富士ゼロックス)
Cloud On-Demand Print概要イメージ(出典:富士ゼロックス)
クラウドに設定情報を定期的に自動バックアップする「デバイス設定バックアップ」サービスの提供も開始。約300項目の設定情報を復元可能で、データの移行時のほか、新複合機設置時、ハードディスク交換時などに活用できる。データや通信経路は暗号化し、セキュアに作業できるとしている。
税別標準価格は、ApeosPort-VII C3372 PFSが243万円から、DocuCentre-VII C3372 PFSが198万円から。DocuCentre-VII C3372 Pは138万円から。
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