NECは12月3日、ネットワーク接続ストレージ(NAS)の新製品「iStorage NS300Ri」シリーズを発表した。100人を想定したファイルサーバー用途向けで、1Uラックマウント型の筐体に可視化機能を標準搭載するという。同日から発売する。
高速にデータを転送できるDDR4-2933 Registered DIMMメモリーに対応し、最大256GBまで拡張可能。従来機「NS300Rh」と比較して、約16%性能を向上したという。
iStorage NS300Ri(出典:NEC)
ドライブベイには3.5型SATAハードディスクドライブ(HDD)を最大4台搭載可能で、電源を入れたまま交換できるホットスワップに対応。最大計32TBとなる「NF8100-258Y」のほか、16TBの「NF8100-257Y」、8TBの「NF8100-256Y」、4TBの「NF8100-255Y」の4モデルで構成。プロセッサーは「Xeon Bronze 3204」、OSは「Windows Storage Server 2016 Standard Edition」。
ファイルサーバー統合管理ソフトウェア「NIAS」のうち、「見える化」機能を標準インストール。ファイル使用状況のログ分析、データ増加予測の提示などを活用でき、肥大化要因の特定、ファイル整理やハードウェア増設タイミングの検討を支援するという。
稼働状況を監視し、CPUやメモリー、HDD、ハードウェアログへの診断コメントを提供する、NECと保守契約しているユーザー向けの「サーバ診断カルテ」サービスにも対応するとしている。
NIASの可視化機能をプリインストール(出典:NEC)
税別希望小売価格はNF8100-255Yが52万8000円から、NF8100-256Yが66万8000円から、NF8100-257Yが83万8000円から、NF8100-258Yが104万8000円から。