テレワーク空間「テレキューブ」にサブスクモデル、普及拡大に弾みか

松岡功

2019-12-05 07:00

 本連載では、筆者が「気になるIT(技術、製品、サービス)」を取り上げ、その概要とともに気になるポイントを挙げてみたい。今回は、ブイキューブが提供するコミュニケーションブース「テレキューブ」のオフィス設置用サブスクリプションモデルを取り上げる。

オフィス設置用サブスクリプションモデルを提供開始

 ブイキューブはこのほど、さまざまな場所に容易に設置できるテレワークのためのコミュニケーションブース「テレキューブ」のオフィス設置用サブスクリプションモデルを提供開始した。販売は同社とオカムラが両社の販売網を通じて行う。

 テレキューブは、内部にテーブルとイス、PCが設置されており、セキュリティが保たれた静かな環境で、資料作成やメールなどの業務、電話、ウェブ会議などでのコミュニケーションが行える防音型のプライベートなスマートワークブースである。

 多くの企業において働き方改革が浸透する中で、自宅など社外でテレワークをしている人や顧客とのウェブ会議、また1on1のミーティングを実施するための会議室不足が喫緊の課題となっている。

 これらの課題を解消するテレキューブは、JR東日本や私鉄各社の駅、オフィスビルエントランスなどに公共空間向けモデルの導入が進んでおり、また働き方改革に取り組む企業のオフィス内にはオフィス設置用モデルの導入が進んでいる。

 一方、導入を検討する企業からは、「初期コストがネックになっている」「導入後の利用イメージを掴みたい」といった声もあり、手軽に導入できる仕組みに対する要望が高まっていたことから、オフィス設置用サブスクリプションモデルを提供開始する運びとなった。

 テレキューブは大規模な工事を必要とせず、手軽に設置できるため、オフィスの空きスペースを有効活用できる。サブスクリプションモデルを導入することで、会議室の増築や減価償却コストを抑えることが可能だという。12カ月プランの場合、一人用が税別月額6万9800円から、二人用が月額10万9800円から利用できる。(写真1

写真1:テレキューブのオフィス設置用サブスクリプションモデル(出典:ブイキューブ)
写真1:テレキューブのオフィス設置用サブスクリプションモデル(出典:ブイキューブ)

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