マクニカ、エッジコンピューティング端末向け開発キットを提供開始

NO BUDGET

2020-01-27 09:56

 マクニカは、自社で開発・販売しているセンサーゲートウェイ&エッジコンピューティング端末「SENSPIDER」向けの開発キット「SENSPIDER Developers Package」をリリースした。

 同キットは、ユーザーが「SENSPIDER」にカスタムAI(人工知能)モデル/データ処理を実装できるようにするもの。ユーザーは、それぞれの環境に最適化した独自AIモデルを使い、より精度の高いシステム構築を行えるようになる。

システム構成図
システム構成図

 「SENSPIDER Developers Package」は、SENSPIDERのユーザーサポートサイトから無償ダウンロードでき、ユーザーカスタムのアルゴリズムをSENSPIDERに実装するために必要なAPIを有している。なお、データ処理およびAI推論モデルはPythonスクリプトで実行される。

 企業では、エンドユーザーへ自社のIoTソリューションを提供する際、エッジ処理とカスタムAIモデル実装が可能なSENSPIDERと組み合わせることにより、不足する機能を補完できる。例えば、カスタムエッジ処理を実施することで、各種アナログセンサーとの接続をエッジPCなしで実現できるようになるなどの効果がある。クラウドのプラットフォームにデータ送信するために、データロガーとPCをエッジ側に設置しなくてはならないケースがあるが、エッジ処理可能なSENSPIDERを活用することにより1台でその機能を実現でき、ユーザーに対し安価でシンプルなハードウェア構成を提供するこができる。

 

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