マクニカネットワークスは2月6日、米Menlo Securityの無害化技術を利用したメールセキュリティのクラウドサービス「Menlo Security Advanced Email Threat Isolation」の提供を開始すると発表した。年間サブスクリプションライセンスで提供する。
新サービスは、Office 365やG Suiteなどのウェブメールと連携し、メールに含まれるURLをクラウド上にあるMenloのコンテナ環境「Menlo Security ISOLATION PLATFORM(MSIP)」に書き換え、MSIP内部でリンク先コンテンツを検査する。コンテンツにマルウェアダウンロードなどの有害な要素が含まれる場合はこれを無害化してユーザーに表示する。

メールに記載されたURLリンク先の無害化イメージ(出典:マクニカネットワークス)
また、メールの添付ファイルの開封もMSIP内で行い、同様に検査と無害化を行った上でユーザーが参照できるようにする。これにより、メールを使った不正なURL、添付ファイル経由によるマルウェア感染や、URLとフィッシングサイトを使った機密情報の窃取といった脅威を無効化する。ユーザーへ危険度に応じた注意喚起メッセージを表示できるため、セキュリティ意識の向上にも役立てられるとしている。
マクニカネットワークスは、2015年Menloと国内販売代理店契約を結び、インターネット利用における無害化ソリューションとしてMSIPを提供している。