メールやSNSなどでギフト付きのメッセージを送信できるeギフトサービス「giftee」を運営するギフティ(品川区、単体従業員数87人)は、ネットワークインフラの運用代行サービス「Network All Cloud」を採用。Wi-Fiなどオフィス内のITインフラ運用をアウトソースしたという。2月5日、サービスを提供する網屋(中央区)が発表した。
ギフティは、2019年9月に東京証券取引所マザーズに上場。gifteeの会員数が132万人を超えるなど、事業が順調に拡大しているという。
社内インフラは、最高技術責任者(CTO)を中心に有識者が製品を推薦、皆で選定するという形式で運営。情報システム部は設置せず、CTO室で対応していたという。
フロア拡張に伴い無線アクセスポイント(AP)の電波切れといったトラブルが発生。サポート力を重視し、導入に至ったとしている。
Network All Cloudは、ユーザーに最適なネットワークインフラを社内無線LANサービス「Hypersonix」やWANサービス「Verona」で構築して、管理センター「CAS-Center」で運用、管理するサービス。
Hypersonixは、ネットワークインフラを無線アクセスポイント「V-sonic」やPoEスイッチ「V-switch」などで設計、構築、運用する。Veronaは、ルーター「V-edge」やリモートアクセス専用ソフト「V-Client」など、拠点間のVPNを設計、構築、運用する。
Network All Cloudは運用サービス「Running Supporter」も利用できる。Running Supporterは、定例ミーティングで活用状況を把握可能。有事の際には、3年以上の経験を持つサーバー、ネットワークエンジニアがオンサイトで対応する。
料金は使用する機器のスペックや台数、ミーティングの頻度などで決定。オフィスの図面や要望など、申し込み時に共有するヒアリングシートに合わせて構成を設計する。ユーザーは送られてくる機器の設置など、簡易な作業でサービスを開始できるという。
Network All Cloudの概要イメージ(出典:網屋)
Hypersonixの導入からスタートしたギフティは、現在はVerona、Running Supporterも採用。セキュリティを担保しつつのリモートアクセス、コストを抑えながらの情シス業務の負荷軽減などができているとしている。
ギフティが活用する「Network All Cloud」採用イメージ(出典:網屋)