SAPジャパンは、JFE商事エレクトロニクス(J商エレ)が中堅・中小企業向けクラウドERP(統合基幹業務システム)「SAP Business ByDesign」を採用し、2019年12月に運用を開始したと発表した。システムの導入は、日本アタウェイが行った。
J商エレは、半導体デバイスや各種エレクトロニクス機器などを取り扱うほか、これらを活用したサービスを提供している。同社は今後のビジネスを見据えた将来像を実現するには、基幹システムの刷新が必要だと判断。紙やExcelで管理されている業務の排除や、生産管理(加工業務)機能の使用が可能で、業務効率化や経営データの活用に適している製品を検討した。また海外の取引が多く、その収益が大きいことから、輸出入・外国間取引などグローバル対応機能が充実しており、経営分析のツールを搭載しているSAP Business ByDesignを選択。2019年2月から導入プロジェクトを進めてきた。
なお、J商エレでは導入と合わせて、手形管理や外貨管理、連結会計システム、3PL(外部委託物流)との連携も、日本アタウェイと実施した。