Slack、同時接続ユーザー数が約10日で200万人増

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2020-03-27 10:16

 ビジネス向けのメッセージツール「Slack」を提供するSlack Technologiesの最高経営責任者(CEO)Stewart Butterfield氏は米国時間3月25日の一連のツイートで、新型コロナウイルスの感染拡大が続く現状を1人の人間として憂慮していると述べた上で、CEOとしての立場から同社の近況を述べた。同氏のツイートによると、Slackの同時接続ユーザー数は3月10日に1000万人、16日には1050万人だったが、25日には1250万人となり、過去最高を記録したという。

 また同氏は、2月1日~3月25日の期間で新規の有償顧客を9000件獲得し、ユーザー1人あたりの1日のメッセージ送信数はおよそ20%増加したと述べた。同社が3月19日に米証券取引委員会(SEC)に提出した書類によると、2月1日~3月18日の期間で新たに約7000の有償顧客を獲得しており、それに先立つ2020会計年度第3四半期と第4四半期の新規有償顧客数はそれぞれ約5000件だった。

 Slackは同時接続ユーザー数を、Slackで同時に接続し、アクティブになっている人々の数と定義している。また、デイリーアクティブユーザー数(DAU)は、特定の24時間内にSlackでコンテンツを作成、あるいは使用したユーザーの数を測定したものだ。

 世界中で人々の健康が脅威にさらされている危機的状況のなか、Slackは未来の勤務形態として支持されている。それでも、同社は「Microsoft Teams」という強敵にDAUで差を付けられている。ただ、Slackは2019年10月に1200万DAUを達成したと発表し、これらユーザーの「高いエンゲージメント」は、Slackが市場に深く浸透していることの表れだと述べていた。

 Slackは、10月以来DAUの数字をアップデートしていないが、ユーザーエンゲージメントや「同時接続ユーザー」の指標を示そうとしているようだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

  5. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]