在宅勤務は家族にも変化
在宅勤務に関する議論は、多くの場合には従業員と上司との関係についてのものです。しかし家族についても考慮する必要があります。
もし在宅勤務が初めてなら、変化が生じるのはあなたにとってだけではないことを理解してください。在宅勤務は家族にも変化を生じさせます。
私には小さな子どもが2人おり、妻も子どもたちとともに家にいます。私は大半の時間を家族に囲まれて過ごしますが、これまでの経験を通じてこの環境でも仕事を進められる方法を作りだしてきました。
最初に仕事と家庭との適切なバランスを見つけ出します。私は自分の勤務時間を決めており家族にもそれを伝えています。
毎朝その1日の仕事スケジュールと、何時に「仕事から戻る」予定かを妻に伝えています。これに変化が生じた場合には直ちにそのことを妻に伝えます。たとえば、子どもを病院に連れて行くなど妻が私の助けを必要とする場合には、それによる遅れを取り戻すための残業を計画します。
また私が仕事中であることが分かるよう物理的なサインも使っています(前述のヘッドセットがそれですが、「仕事中」を示すライトやその他のものも試してきました)。また仕事の中断については明確なルールを設けています。
私は何が重要であるかを承知しており、3歳と5歳の子どもに時間を割くことは問題ありません。子どもたちが私に話しかけたいときや作ったものを見せたいときには、仕事机の横に自分たちのおもちゃを置くことになっています(わが家にはバットマンマークを投影するプロジェクターが必要だと妻を説得中ですが、今のところまだ成功していません)。
1日のスケジュールを自ら調整
私の生産性は在宅勤務の方が高まりますが、その理由は変化してきました。最初は主として労働時間が延びたことによるものでした。しかし時間とともに仕事の進め方がうまくなり、またスケジュール調整も上達してきました。
しかし時間とともに仕事の進め方がうまくなり、またスケジュール調整も上達してきました。
今年から変えたことのひとつに、仕事を始める時間を早めたことがあります。私は朝5時半ごろに起床し、6時頃に仕事を開始します。最初の20〜30分は前日に保存したブログ投稿と記事を読むこと、メールとSlackを確認することに費やします。
またこの時間は何について作業をするか、1日の終わりに何を完了しているかを明確にするための1日のスケジュール設定にも使います。私はかつて早起きであったことはありませんが、この仕事開始時間の変更は驚くほどの成果を生み出しました。私の最も生産性の高い時間は今では午前6時から9時までです。ずっと後に朝食を取りますが、1日の始まりは必ず1杯のコーヒーです。