「Microsoft Edge」が刷新、垂直タブやパスワード保護強化など

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 編集部

2020-03-31 10:27

 Microsoftは米国時間3月30日、最近刷新した「Edge」ブラウザの新しいバージョンをリリースした。IT管理者だけでなく一般ユーザーにとっても魅力的なものになるように設計されている。一連の新しいブラウザ機能は、Edgeをさらに便利にして、操作のイライラを解消し、さらにはGoogleの「Chrome」よりも優れた選択肢になるかもしれない。

Edgeのロゴ
提供:Illustration by Stephen Shankland/CNET

 パスワードのセキュリティを強化する「Password Monitor」機能、タブの管理を容易にするバーティカル(垂直)タブ、閲覧したページを管理する「コレクション」機能の拡大のほか、ウェブのコンテンツを体裁を崩すことなく文書にコピーできるスマートコピー機能が追加された。また、文字を読むことを学んでいる人や、雑然としたウェブサイトに悪戦苦闘している人、失読症や視覚障害を抱えながらウェブを利用している人向けに、シンプルな表示に切り替える「Immersive Reader」機能が追加された。

 Microsoftは何年もの間、同社ブラウザの改善に苦戦してきた。以前提供していた「Internet Explorer(IE)」は20年前には市場を占有していたが、何年もの間、わずかな改良しか加えられないままだった。その間に、Mozillaの「Firefox」やAppleの「Safari」やGoogleの「Chrome」といった競合製品がIEを押しのけて、ウェブを常に進化し続ける技術基盤に転換した。

 Microsoftは、IEを廃止してEdgeという新しいブラウザを提供し、一からのスタートを試みたが、それでも時代の流れに追いつくことはできなかった。同社は今、Googleのオープンソースプロジェクト「Chromium」をベースにEdgeを再構築している。Chromiumは、Chromeブラウザに採用されているコアソフトウェアだ。

 新しいEdgeはMicrosoft.com/Edgeからダウンロードできる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]