Slackは、企業向けの従業員ディレクトリーソフトウェアを手がける新興企業Rimetoを買収した。買収条件は明らかにされていない。Rimetoは2016年に創業し、2019年にはシリーズAの資金調達ラウンドで1000万ドル(約10億7000万円)を獲得している。
Rimetoの主要なサービスは、従業員に関する技能や経験、現在取り組んでいるプロジェクトなどの詳細な情報を提供する検索可能な企業向けディレクトリーだ。
Rimetoのプロフィール機能やディレクトリー機能はSlackに直接統合されるが、スタンドアロンの製品としても提供されるとSlackは述べている。
Slackは、Rimetoのディレクトリー機能がSlackのプラットフォームに加われば、新型コロナウイルス感染症のパンデミックで人々がリモートワークに移行する中でも、同僚とのつながりを維持し、文化的、社会的なつながりを強くすることができると説明している。
Slackはブログで次のように述べている。「同僚との社会的なつながりが弱い従業員は、活気に満ちて健全な文化を持つ企業の従業員のように幸福でも生産的でもない。だが、従来のような企業向けの従業員ディレクトリーが役に立つわけではない」
「Rimetoなら、あらゆる属性を検索できる。探しているのがプロジェクトリーダーでも、特定の顧客と協力したことのある従業員全員でも、特定の地域のセールスサイクルのエキスパートでも検索可能だ。チームの新しいメンバーをよりよく理解したいという場合もあるだろう。すべてが盛り込まれており、すべてが検索可能だ」(Slack)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。