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IBM、ストレージポートフォリオ拡充--企業の"AIジャーニー"に向け

Stephanie Condon (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2020-07-10 10:25

 IBMは米国時間7月9日、新たなストレージ製品や、ストレージ製品のアップグレードを発表した。企業が人工知能(AI)の活用に向けて最適化したインフラの構築を支援するものとなる。このなかには、ヨタバイト規模のスケーラビリティーを有する「IBM Elastic Storage System 5000(ESS 5000)」も含まれている。

 IBMの最高経営責任者(CEO)Arvind Krishna氏は5月、オンラインイベント「IBM Think Digital Event Experience」の基調講演で、同社がハイブリッドクラウドとAIを通じて「顧客のジャーニーをサポートしていく」とし、顧客が同社を選ぶ上でAIが重要な鍵になると宣言した。同氏は「全ての企業がAIカンパニーになる」と述べ、「(AIカンパニーに)なれるためではなく、その必然性があるためだ」と話した。

IBM AI journey
 

 ESS 5000は、企業の「AIジャーニー」、すなわちデータ収集の第1段階を念頭に置いたソフトウェア定義ストレージソリューションだ。このソリューションは、高性能を誇るクラスターファイルシステムソフトウェア「IBM Spectrum Scale」と「IBM Power9」コンピュートを組み合わせており、大容量データレイクの実現に向けて最適化されている。

 ESS 5000は、ノードあたりのスループットとして55GB/秒を実現しており、ヨタバイト規模のスケーラビリティーを備えている。またこの製品は、データ分析分野の要求に応えるために同社が2019年に発表した「IBM Elastic Storage System 3000(ESS 3000)」といった高パフォーマンスストレージティアーとシームレスなかたちで統合できる。

 IBMはこれに加えて同日、「IBM Cloud Object Storage(COS)」をアップグレードし、パフォーマンスを強化する新たなソフトウェアエンジンを搭載すると発表した。このアップグレードにより、オブジェクトのサイズに応じて、読み込み時は最大300%、書き出し時は最大150%の性能強化が図られるという。この性能強化によりCOSは、AI分野とビッグデータ分野のワークフローの統合を支援できるようになる。また、アップグレードされたCOSは、高容量ディスクドライブ向けのテクノロジーである「シングル磁気記録方式」(SMR)をサポートし、大容量を実現できる。

 さらにIBMは、ファイルやオブジェクトデータに対するカタログ化/インデックス化機能を提供するソフトウェア「IBM Spectrum Discover」の「Red Hat OpenShift」に対するサポートを展開していくと発表した。これにより、企業が自社データのポータビリティーを高め、クラウドをまたがる配備を容易に実現できるようにしていく。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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