nocoは7月14日、業務の知識や手順、マニュアルなどを電子化、共有化したりタスク管理したりできるクラウドサービス「toaster team」の正式版の提供を開始した。700社以上が先行導入しているという。
同社は、企業向けの情報共有やコミュニケーションサービスを手掛ける。新サービスは、PCやスマートフォン、タブレット端末を使って作業の順番ごとに文字入力や動画、写真、画像を交えながらブログ感覚で手軽にマニュアルや手順書を作成できる。作成物はワンクリックで社内に公開でき、他者がすぐに参照可能になる。
作成したマニュアル例
画像などの編集機能も内蔵しており専用ツールを併用する手間がなく、GoogleのG Suiteやマップ、YouTubeなどとも連携し、マニュアルや手順書に各種コンテンツの埋め込みも可能という。作成者にポイントを付与し獲得ポイントで表彰などもできる「アクティブユーザーランキング」機能も備え、組織やチームに貢献したユーザーを評価することができるようになっている。
作成されたマニュアルの一覧や作成に貢献したユーザーのランキング
新サービスは、2月27日からベータ版として提供されていたが、新型コロナウイルス感染症に伴う在宅勤務での業務ノウハウ共有を目的にした導入が増え、既に700社以上が利用しているという。利用料金は11人以上のチームや組織で利用する場合は月額800円、個人利用は無料(データ量の制限あり)。今後はSlackやMicrosoft Teamsとの連携機能なども予定する。