dotDataは7月16日、データサイエンス自動化ソフトウェアの最新版「dotData Enterprise Version 2.0」をリリースした。日本では2020年第4四半期に提供を開始する予定。
dotData Enterpriseは、人工知能(AI)や機械学習(ML)のモデル開発に必要なビジネスデータの取り込みから特徴量の抽出設計、機械学習の実装まで、データサイエンスのプロセス全体を自動化する。最新版では、インターフェースとワークフローを刷新することで、開発作業の簡易化を図っている。
また、機械学習の精度と解釈性を自動でバランスする機能も搭載された。これにより、精度の高い分析モデルを追求するだけでなく、精度の変化を最小限に抑えたシンプルなモデルを探索するといった、ビジネス要件に応じた使い分けが可能になる。
特徴量の自動設計技術も改善され、高度なカテゴリーエンコーディング、より自然な特徴量の説明文の自動生成、多重共線性を回避するためのロバスト(堅牢・強靭)な特徴量選択など、より精度と解釈性の高い特徴量を生成可能になった。
6月に発表されたTeradataとのツール連係に加えて、新たにTableau Softwareのデータ分析基盤ともシームレスな連係が可能になった。Tableauのダッシュボード上に、AI/MLを用いた予測分析を容易に追加することができるようになるという。また、「dotDataPy」と「dotData Stream」を組み合わせることで、より柔軟なモデル実装が可能になるとしている。