だが、企業にテレワーク文化が根付くには、4つの要因では足りないと森居氏は強調。企業と従業員のカルチャー&マインド変革が欠かせないと語る。
「日本企業は情報が縦に流れることが多いものの、Teams導入後は情報が横にも斜めにも広がる。ただ、日本人はオープンコミュニケーションが苦手なため、組織が企業文化を変化させていくのが重要。また、個人(従業員)も受動的ではなく能動的に情報へアクセスする意識変化が欠かせない。この両輪を回すことでテレワークは定着する」(森居氏)
なお、Microsoftは急増したTeams会議に参加したユーザーを脳波調査し、ウェブ会議による疲労が明確になったことを米国時間7月8日に公式ブログでつまびらかにした。Teams会議参加者が同一空間にいるような感覚を得ることで疲労を抑制する「Togetherモード」を8月末までにTeamsに実装することも発表している。