スタディストは、マニュアル手順書の作成・管理ツール「Teachme Biz」で、新機能の「トレーニング」を8月19日から提供すると発表した。新入社員研修やオペーレーション変更後の際に受講者が研修内容の再確認などを行えるようになるという。
新機能では、Teachme Bizで作成している複数の業務マニュアルや手順書を組み合わせたトレーニングコースを作成でき、任意の受講者へ個別に配信したり、期限を設けた受講を行ったりできる。受講者自身あるいか配信者が受講状況を個別に把握できるため、遅れている受講者に声がけしたり、次の課題を提供したりするといったフォローも行える。
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同社は、コロナ禍で物理的な集合研修が困難な状況があり、研修後のフォローアップにも課題があるとして新機能を提供する狙いを説明する。非接触での研修における教育の質の確保あるいは多拠点を持つ企業での効率的な業務標準化などに貢献できるとしている。
なお、本機能は2月からβ版を先行提供していたといい、βユーザーの小売会社では新機能利用で社内筆記試験の合格率が57.0%から83.3%に上昇し、エネルギー会社では新基幹システムの導入に伴う研修期間を約1カ月半短縮したという。
スタディストは、2021年2月までに100社での利用を見込んでいる。