展示会向けのコンサルティングなどを事業とするセールスカレッジ(港区)は、マーケティングオートメーション(MA)ツール「Kairos3」を導入。
顧客に直接対面して提案するアウトバウンド型営業から、問い合わせや連絡に応えるインバウンド型営業に転換したという。9月9日、サービスを提供するカイロスマーケティング(渋谷区)が発表した。
従来は、展示会場で顧客と接触、提案するという営業手法を展開するも、新型コロナウイルス感染症の影響で展示会が自粛。営業手法の転換を迫られたという。
オンラインセミナー、イベントを開催できる情報管理システムを検討し、顧客の登録フォーム作成、集客や参加者への御礼などのメール配信、履歴を確認、管理できるKairos3を採用。
画面がわかりやすく操作しやすいユーザーインターフェース(UI)、特定ウェブページの閲覧状況、イベント参加有無などの行動履歴で顧客を分類できる点などを決め手に挙げている。
導入後1カ月未満で初のオンラインイベントを実施。登録者数は200人を超え、盛況のうちに終了。その後も複数回実施しているという。
イベントに付随する準備などを自動化し、未導入時と比較して準備時間を半減できていると説明。細かい業務がなくなり、心情面での好影響もあるという。新しい取り組みへのチャレンジ意欲が湧いているとしている。
Kairos3の料金は、保有するメールアドレス、月間PV数、メール送信数などに応じて変動する。最も低い税別月額利用料は6000円で、別途初期費用として1万円が発生。最短利用期間は6カ月、ログインユーザー数は25人まで。

料金表(出典:カイロスマーケティング)