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調査

米ロボティクス市場も新型コロナの影響で落ち込み--A3調査

Greg Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2020-09-22 08:30

 米国のオートメーション業界団体Association for Advancing Automation(A3)と調査会社ITR Economicsが公開したデータで、新型コロナウイルスからプラスの影響を受けたと考えられていたロボット業界でさえ、売上高の落ち込みは避けられなかったことが明らかになった。データによれば、ロボット市場、マシンビジョン市場、モーションコントロール市場では、年初来の受注が前年比で減少している。

ロボット

 この数字は「Global Economic and Automation Outlook」と題したウェビナーの中で明らかにされたものだ。北米における2020年前半のロボット受注台数は1万3524台で、2019年前半に比べ18%も減少していた。北米市場での受注による売上高も同様の落ち込みを見せ、7億1600万ドル(約750億円)となった。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う業務停止が増える中でも、オートメーション業界の今後については楽観視されることが多かったため、これほどの落ち込みが生じたことを意外に思う人もいるかもしれない。ただし、この数字の陰に隠れてはいるが、一部のカテゴリーは非常に好調だ。

 A3のメンバーシップ・ビジネスインテリジェンス担当バイスプレジデントAlex Shikany氏は、「この業界が、サプライチェーンに関する負担や、現在の状況に端を発した経済の全体的な不確実性などの形で、新型コロナウイルスの影響を受けていることは明らかだ」と述べた一方で、「今回の数字は、これらの最近の課題を反映したものだが、最新の市場調査によれば、次の6カ月間の見通しについては楽観的な見方が出ている」とも付け加えた。

 Shikany氏は、悪いニュースばかりではないと指摘している。全体的には縮小しているが、業界で特に明るい兆しの見える部分もあると同氏は述べている。

 また、悪い状況がこのまま続くと予想している人は少ない。A3は最近、業界の先行きに対する見方について調査を実施した。調査結果によれば、今後6カ月間の見通しについて、回答者の36%は売上高はある程度(1~10%)回復すると考えており、22%は大きく(10%以上)回復すると予想していた。売上高が減少すると考えていた回答者は19%と少なく、23%は横ばいを予想していた。

 オートメーション市場と関連が深いマシンビジョン市場とモーションコントロール市場でも売上高は減少していたが、減少幅はそれほど大きくなかった。北米のマシンビジョン市場の縮小幅は8%で、モーションコントロール市場は6%だった。

 ITR Economicsのプレジデントであり、経済予測の専門家でもあるAlan Beaulieu氏は、6~7月に米国小売業界で総売上高は季節的な要因による上昇がみられたとし、この増加は記録史上2番目だと指摘している。

 この急回復は、特に流通とフルフィルメントに関する分野でオートメーション業界に再び成長をもたらすことになる可能性が高いという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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