PCメーカーのVAIO(長野県安曇野市)は10月1日、ノートPCの2020年秋冬新モデルを発表した。個人向けの12.5型ワイド「SX12」、14型ワイド「SX14」、法人向けの12.5型ワイド「Pro PJ」、14型ワイド「Pro PK」の4モデルをアップデート。在宅勤務が定常化、テレワークニーズが向上する働き方に対応するという。同日から受注などを順次開始する。
また、15.6型の個人向け「S15」、法人向け「Pro PH」はディスプレイ、カラーといった選択肢を拡充。10月21日から受注などを順次開始する。
グラフィック性能を強化したSX12、SX14
2020年1月モデルのアップデートとなったSX12、SX14では、10nmの第10世代CPU「Ice Lake」となる「Core i7-1065G7」を選択可能。グラフィック性能が高い統合型GPU(Graphics Processing Unit)「Iris graphics」を搭載しており、ウェブ会議の動作がスムーズになるという。
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新型バッテリーはSX12では最大16.6時間、SX14では22.7時間連続活用可能。重量、サイズは従来とほぼ同様に収めたという。
ソリッドステートドライブ(SSD)は、インターフェースをPCI Express(PCIe)に統一。SATAを無くし、第3世代ハイスピードSSDか暗号化機能を標準搭載するスタンダードSSDのいずれかを選択できるようになった。
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メモリーのラインアップには32GBを追加。最新規格「Wi-Fi 6」、複数端末接続時の速度低下を防ぐ「MU-MIMO(Multi User MIMO)」の2.4G帯への対応も追加。Type-C経由の外部ディスプレイ出力は最大5K(5120×2880)となった。
カラーはSX12がブラック、シルバー、ブラウン、ピンクの4色、SX14がブラック、シルバー、ブラウンの3色展開。
VAIO SX12(VJS123シリーズ:個人向け)
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OS:Windows 10 Pro/Home(64ビット)
CPU:Core i7-1065G7(VTP)/Core i5-1035G1(VTP)/Core i3-1005G1
メモリー:32GB/16GB/8GB
ストレージ(SSD):第3世代ハイスピードSSD約2TB/第3世代ハイスピードSSD約1TB/第3世代ハイスピードSSD約512GB/第3世代ハイスピードSSD約256GB/スタンダードSSD約256GB/スタンダードSSD約128GB
ディスプレイ:12.5型ワイド
表示方式:FHD 1920×1080、非光沢
駆動時間(動画連続再生時):約8.6時間~
質量:約887g~
外形寸法(幅)×(奥行)×(高さ):287.8×203.3×15.7~18.0mm
カラー:ブラック、シルバー、ブラウン、ピンク
税別市場想定価格:14万9800円~
VAIO SX14(VJS143シリーズ:個人向け)
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OS:Windows 10 Pro/Home(64ビット)
CPU:Core i7-1065G7(VTP)/Core i5-1035G1(VTP)/Core i3-1005G1
メモリー:32GB/16GB/8GB
ストレージ(SSD):第3世代ハイスピードSSD約2TB/第3世代ハイスピードSSD約1TB/第3世代ハイスピードSSD約512GB/第3世代ハイスピードSSD約256GB/スタンダードSSD約256GB/スタンダードSSD約128GB
ディスプレイ:14.0型ワイド
表示方式:Ultra HD(4K) 3840×2160/FHD 1920×1080、非光沢
駆動時間(動画連続再生時):約6.0時間~(4K)/約11.0時間~(FHD)
質量:約1028g~(4K)/約999g~(FHD)
外形寸法(幅)×(奥行)×(高さ):320.4×222.7×15.0~17.9mm
カラー:ブラック、シルバー、ブラウン
税別市場想定価格:14万9800円~
それぞれ隠し刻印キーボードなどの選択で最大限黒に統一できる「ALL BLACK EDITION」、赤にこだわった「RED EDITION」なども展開するとしている。