SASは、アナリティクスとデータサイエンスのスキルを持つ人材育成のため、新しいアカデミックプログラムを提供すると発表した。
「SAS Academic Specialization」と呼ばれるこの新しいプログラムは、雇用者が求めるSASスキルを持つ人材を育成するために、より多くのオプションを高等教育機関に提供する。同社は、1976年の米ノースカロライナ州立大学との協力関係を皮切りに、世界で300を超えるアカデミックプログラムに協力している。
同プログラムには、SASとのエンゲージメントのレベルを表す3つの段階(Tier)があり、各段階で独占的な認定試験の準備/割引、SASワークショップ/講演者/人材コネクションのためのSASの顧客への優先的なアクセスなどに違いがあり、それぞれメリットが異なるという。
同プログラムを修了することで、学生は求人市場での競合優位性を獲得できるとしている。オンラインまたはソーシャルメディアに示すことができる共通のブランドデジタルバッジが与えられ、学習成果を雇用者側がシンプルかつ信頼性の高い方法で簡単に確認できる。
米サウスフロリダ大学はSASと連携し、医療アナリティクスにおいて、Tier 3のSAS Academic Specializationを開始した。ストーンヒル大学は、データアナリティクスの修士学位プログラムの一部として、SAS Academic Specializationを採用。その他、米テキサスA&M大学、米コロラド州立大学グローバルキャンパス、米ストーンヒル大学なども同プログラムを導入しているという。