Appleは11月11日、オンラインで開催したイベントで、「Mac」用に設計された新チップ「M1」を搭載するMacの新製品群を発表した。このM1チップにより、「macOS」の新バージョン「Big Sur」のパフォーマンスは大幅に向上するという。
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Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントであるCraig Federighi氏はイベントで、M1を搭載するMacでmacOS Big Surを実行すると、アプリの起動はほぼ瞬時にできると語った。「Safari」では、JavaScriptを最大1.5倍高速に実行し、ほぼ2倍速く反応する。これにより、3Dアニメーションのレンダリングや動画の編集など、強力なパフォーマンスを必要とするアプリの動作はよりスムーズになる。
「われわれのアプリケーションはすべてM1に最適化しました」(同氏)
M1チップにより、ハードウェアを検証するセキュアブート、全ファイルの自動高速暗号化、macOSランタイムプロテクションなどのセキュリティ機能も強化される。これらが一体となり、「あらゆるパーソナルコンピューターの中で最も先進的なセキュリティ」を実現するとFederighi氏は述べた。
macOS Big Surにより、Intel製チップ搭載MacとM1搭載Macのどちらでも実行可能なユニバーサルアプリも実現する。さらに、初めて「iPhone」と「iPad」向けのアプリを直接Macで実行できるようになるという。Adobeは同社製アプリのユニバーサル版として、まず12月に「Lightroom」を、2021年前半に「Photoshop」をそれぞれリリースする。
macOS Big Surは、すべてのMacユーザーに向けて11月13日に提供開始される。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。