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AIの2021年を予想--新たなニーズや用途で存在感

Forrester Research 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2020-11-26 06:30

 人工知能(AI)は刺激的だ。AIは変革に向けた力の源だ。AIは神秘的だ。AIは恐ろしい。AIはあらゆるところで活躍する。われわれはこの数年、こういった表現を繰り返し耳にしてきている(そしてそれは今後も続くだろう)。しかし、前例のない状況にある今日において、明らかなことが1つある。それは、企業が短期的に、そして長期的に力をつけていく上で、安全かつ創造的な、そして大胆なAIの適用方法を見つけ出さなければならないということだ。2020年はリーダーにとって、弾みをつけるとともに、必要性を生み出し、AIをその粗削りな点ともども受け入れるための自信をつける年だった。

 AIに関連する信頼の欠如や、データ品質の貧弱さ、一部の人々に対するデータの少なさ、適切なツールや人材の不足といった問題は依然として残されている。2021年には企業や企業幹部らがこういった難題に真っ向から取り組むことになるだろう。しかもそれは自ら望んでではなく、そうしなければならないためだ。今こそAIが光を放つ時なのだ。

 Forrester Researchは2021年が以下のような年になると予測している。

  • AIと機械学習(ML)が新たなユースケースとエクスペリエンスに取り込まれ、浸透していく。2021年には勇敢な企業がリモートワーク向けのホログラフィック会議や、オンデマンドでのパーソナライズされた製造といった新たな開拓地でAIを活用することになるだろう。このような企業は、戦略的計画をゲーム化し、会議室でシミュレーションを作り出し、インテリジェントなエッジエクスペリエンスへと移行していく。これらを考え合わせると、幸運な後続企業は自動化されたML(AutoML)を用いてノーコードでAIに関する5種類の、あるいは50種類、500種類のユースケースを今まで以上に迅速に実装し、従来のコードファーストアプローチという昔ながらのやり方でMLに取り組む、実力と実績のあるデータ科学者チームを抱える競合他社を抜き去ることになる。
  • 職場のAIによってオートメーションやオーグメンテーションといったニーズが加速される。適応力を高め、成長を目指す企業の3分の1以上は2021年に、ロケーションベース、すなわち物理的に人と接するワーカーと、自宅から作業するナレッジワーカーの双方に職場の変革をもたらす目的でAIに目を向けるだろう。これには知的な文書抽出や、顧客サービスエージェントの強化、職場復帰に向けた健康状態の追跡、ソーシャルディスタンシングに向けた半自律型ロボットといった分野でのAIの適用が含まれるだろう。
  • 2021年はAI向けの信頼あるデータに向けた進歩が期待できる。2021年はAIの優れた面と悪い面、醜い面が2種類のかたちであらわになるだろう。それらはAIを訓練するためのデータセットをユーザーが作成できるようにする合成データと、その逆のこと、すなわち意図的にAIを混乱させるための揺さぶりをかける偽のデータだ。企業はまた、コンシューマーの利益団体や、監督機関から、コンプライアンスや倫理的な利用を保証するためのデータの監査証跡など、AI向けデータの出自を明確にするという、さらなるプレッシャーを受けるようになるだろう。2021年には、データの来歴や品位、利用追跡をサポートするために、ブロックチェーンとAIの間の連携がより本格化するようになるだろう。

 Forresterの「2021 Predictions Guide」の電子ブックはダウンロード可能になっている。

 本稿はForrester ResearchのバイスプレジデントでリサーチディレクターのSrividya Sridharanが執筆した。Forresterのサイトにオリジナルの記事がある。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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