みずほ銀行は、海外IT投資管理業務の効率化と可視化を実現する情報基盤としてServiceNowの「IT Business Management」を導入した。
同行のグローバルコーポレート部門は、米州、欧州、東アジア、アジア・オセアニアの4つの地域本部で構成されている。
IT Business Managementについて同行では、グローバルスタンダードな管理手法がプロセスとして標準的に実装されている点と、日本固有の商習慣や方針が原因で複雑になりやすいワークフローを海外スタッフとも共有しやすくする点を評価し導入を決定した。4月から段階的に導入し、10月から本格的な運用を開始した。
同行では、今回の導入で、海外におけるITプロジェクトに必要なリソース配分の最適化を早期から計画的に行うことも可能となり、相対的な効果として、コストおよび業務時間の大幅な削減につながると見込んでいる。
IT Business Managementを活用することで、海外IT予算策定、投資執行、実績報告という一連のIT投資案件に関わるデータの一元管理が実現した。グローバルコーポレート部門の東京本部でより効率的かつ、俯瞰的に案件情報を捉えることが可能になったことで、より戦略的なIT投資判断ができるようになり、各地域でのIT投資案件検討の初期段階で東京本部側でもその課題や経緯をより詳細に把握できるようになった。
IT Business Managementoの導入以前、東京本部では、各地域から挙げられるITに関する課題を網羅的に可視化できていなかった。また、海外IT投資に関する申請が、東京本部宛てに各地域から都度電子メールやスプレッドシートなどを使って挙げられており、案件管理が非効率となっていた。