Googleは米国時間2月18日、同社のモバイルOS「Android」の次期バージョン「Android 12」の開発者プレビュー版を公開した。これは、正式版のリリース前にアプリ開発者がテストするためのものだ。
Googleの「Pixel 4a」
提供:Angela Lang/CNET
この新しいバージョンは、スマートフォンの動作を円滑にすることを目的とした、内部処理の修正が中心となっている。写真や動画をアプリに追加しやすくするためのアップデートが含まれるほか、通知もスピードと応答性の向上を目指して刷新されている。
Appleが「iOS」に新しいプライバシーポリシーを導入したことで、アプリ開発者らはその対応に追われており、そうした中で今回の新しいAndroidがリリースされた。Appleは2020年12月、アプリがどのような個人データ(決済情報、連絡先、閲覧履歴)を収集しているかをユーザーに表示する「Nutrition Label」と呼ばれる機能を発表した。Appleはそれとは別に数カ月以内に、データ収集とアプリやウェブサイトにわたる追跡の許可をユーザーに求めることを開発者らに義務付ける変更を導入する予定だ。これらの変更は、Facebookなどの大手ハイテク企業の反感を買っている。
Googleのユーザープライバシー機能は、そこまで厳しくはない。Android 12のあるアップデートにより、「複数のサイトにわたってクッキーがどのように使用されるかについて、ユーザーにさらなる透明性と制御が与えられる」と、Androidのエンジニアリング担当バイスプレジデントを務めるDave Burke氏は公式ブログに記している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。