「Android 12」、開発者プレビュー版がリリース

Richard Nieva (CNET News) 翻訳校正: 編集部

2021-02-19 07:59

 Googleは米国時間2月18日、同社のモバイルOS「Android」の次期バージョン「Android 12」の開発者プレビュー版を公開した。これは、正式版のリリース前にアプリ開発者がテストするためのものだ。

Pixel 4a
Googleの「Pixel 4a」
提供:Angela Lang/CNET

 この新しいバージョンは、スマートフォンの動作を円滑にすることを目的とした、内部処理の修正が中心となっている。写真や動画をアプリに追加しやすくするためのアップデートが含まれるほか、通知もスピードと応答性の向上を目指して刷新されている。

 Appleが「iOS」に新しいプライバシーポリシーを導入したことで、アプリ開発者らはその対応に追われており、そうした中で今回の新しいAndroidがリリースされた。Appleは2020年12月、アプリがどのような個人データ(決済情報、連絡先、閲覧履歴)を収集しているかをユーザーに表示する「Nutrition Label」と呼ばれる機能を発表した。Appleはそれとは別に数カ月以内に、データ収集とアプリやウェブサイトにわたる追跡の許可をユーザーに求めることを開発者らに義務付ける変更を導入する予定だ。これらの変更は、Facebookなどの大手ハイテク企業の反感を買っている。

 Googleのユーザープライバシー機能は、そこまで厳しくはない。Android 12のあるアップデートにより、「複数のサイトにわたってクッキーがどのように使用されるかについて、ユーザーにさらなる透明性と制御が与えられる」と、Androidのエンジニアリング担当バイスプレジデントを務めるDave Burke氏は公式ブログに記している。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]