日立ソリューションズ、ユアサ商事に「PC自動シャットダウンシステム」を導入

NO BUDGET

2021-03-01 07:00

 日立ソリューションズは、複合専門商社であるユアサ商事に、設定された時刻にPCを自動的にシャットダウンさせる「PC自動シャットダウンシステム」を導入し、2019年10月に稼働を開始した。現在、グループ8社で利用されている。

 同システムは、特定の時刻以降のPC利用抑止という基本機能に加えて、PCの利用時間を延長する場合は残業申請ワークフローで事前に承認を得るという運用のシステム化を可能にする。上長は事前に社員の就業状況を把握でき、時間外労働の適切な管理を支援する。ユーザーの要望に合わせて、勤怠管理システムや残業申請システムとの連携にも対応する。

 ユアサ商事では、2015年7月からシステム担当者が管理ツールであるActive Directoryの設定を手作業で書き換えることで、社員のPCを指定時刻にシャットダウンする運用を行ってきた。しかし、社員の突発的な時間外労働に対し、スピーディーで柔軟な対応は難しく、業務負荷が課題となっていた。

 導入効果としては、シャットダウン時刻延長と残業申請を一本化し、二重申請を不要とすることで、人事部門でのシャットダウン運用に関する作業時間を一日当たり30分短縮したほか、全社平均労働時間を一日当たり14分短縮することができた。また日/職制ごとにシャットダウン時刻を変更できる柔軟な設定と運用の自動化により、人事部門の業務負荷が軽減された。

 さらに、モバイルPCにも自動シャットダウンを適用したため、社員が在宅勤務を行っている時も、業務効率化や労働時間を意識することで、ワークライフバランスの実現に役立っているという。

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