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富士通、モビリティーデータの活用を支援する統合基盤を発売

NO BUDGET

2021-04-22 11:41

 富士通は、コネクテッドカーやスマートフォン、タブレットなどのモビリティーデバイス上の情報を仮想的に統合して管理する基盤「FUJITSU Future Mobility Accelerator Digital Twin Collector」(Digital Twin Collector)を開発した。自動車メーカーや損害保険会社など向けに、4月22日に発売する。

 Digital Twin Collectorは、トラフィックスケジューラー機能により、モビリティーデバイスからクラウドへの通信量を平準化して安定した通信を実現する。また、データカバレッジ制御機能により、重複を排除した網羅的なデータ収集を可能にする。

 これらの機能により、モビリティーデバイス上にある映像などの大容量データを必要に応じて同クラウド基盤に複製し、分析や処理ができる。そのため、車両や道路交通などの大容量モビリティーデータの管理や通信コストを大幅に抑えた利用が可能となる。

Digital Twin Collectorの概要(出典:富士通) Digital Twin Collectorの概要(出典:富士通)
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 同製品の想定されるユースケースとして、損害保険業務の効率化/高度化、道路管理業務の高度化、車両故障分析なとがある。

 事故発生を検出した際、発生場所や時刻を指定するだけで、当該車輌に加えて周辺車両の事故発生前後に渡る映像を自動的に取得することができる。また、車両挙動を基に渋滞や事故、障害物の落下、悪天候など道路上で発生している事象に関連する映像をリアルタイムに取得できるため、道路管理運営会社は詳細な状況を素早く確認できる。さらに、車両センサーで異常値を検出した際の周辺映像を収集することで、自動車メーカーは故障発生の原因推定や車両開発へのフィードバックに活用できる。

 データ収集や蓄積コストの削減では、従来比50%のコスト削減を可能にする。モビリティーデバイスで記録した映像など大量のデータをクラウドで保持せず、軽量なメタデータのみを管理することで、分散するデータを仮想的に統合する。これにより、自動車メーカーや損害保険会社などのユーザーは、必要なデータのみにアクセスすることが可能となる。

 トラフィックスケジューラー機能は、モビリティーデバイスからのデータ複製要求をコントロールすることで、大量通信を抑制する。事故発生などにより、自車や周辺の自動車から一斉に映像データを収集する必要がある場合、各モビリティーデバイスにアクセスしてデータを複製する際に、クラウド側の負荷が急増して輻輳(ふくそう)が発生する。こうした場合でも、同機能により安定したデータアクセスを実現する。

 データカバレッジ制御機能は、大量のモビリティーデバイスに対するデータアクセスと取得状況を横断的に分析する。これにより、時刻、場所、画角が同一の映像データなどの類似データの複製抑止と取得データの網羅性を両立できる。自動運転用学習データは、取得時のデータに偏りがあるとサービス品質に影響が生じる可能性があるが、同機能によりデータを使った分析や実現するサービスの品質安定化に貢献する。

 Digital Twin Collectorのサービス構成は、モビリティーデバイスに分散するデータを仮想的に統合して管理する基本サービスに加えて、顧客の要望に合わせて要求仕様を整理する要件定義支援サービス、利用環境を構築するセットアップサービスなど、計5種のサービスを提供する。税別販売価格は、下図の通り。

各サービスの税別販売価格(出典:富士通) 各サービスの税別販売価格(出典:富士通)
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