北國銀行、国内初のパブリッククラウドによる勘定系システムの稼働を開始

ZDNET Japan Staff

2021-05-06 14:13

 北國銀行(金沢市)は5月6日、日本マイクロソフトおよび日本ユニシスとMicrosoft Azure上に構築した勘定系システムの本番稼働を3日に開始したと発表した。パブリッククラウドサービスを利用した銀行勘定系システムの稼働は国内初となる。

 今回の新勘定系システムは、Azureを基盤としてユニシスのオープン勘定系システム「BankVision」を採用し、2019年から構築作業が進められてきた。AzureとBankVisionによる構成は、金融機関に求められるセキュリティや堅牢性、信頼性を確保しつつ、固定的なIT費用の適正化を図り、守りを固めながらも競争力強化のための戦略投資を支えるものとしている。

 また、ユニシスのオープンAPI公開基盤「Resonatex」と連携し、さまざまなサービスとの連携による金融サービスの高度化と多様化を実現させるほか、コンテナーやPaaSなどの新技術の活用、さらには勘定系システムのデータや地域データなど各種データをデータレイクに収集・蓄積し、その分析と洞察を通じて、新サービスの創出を図っていくという。

 同行は、2020年10月に情報系システムについてもクラウド化を完了している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]