ローコード/ノーコードは新常態、SIerの仕事は変わる--IT部門が考える今後 - (page 2)

藤代格 (編集部)

2021-05-25 07:15

 クラウド技術やローコード/ノーコードツールの今後の活用についても聞いている。

 活用が進むと感じる業界は、「業界は関係ない」が39.6%、「ソフトウェア、情報通信業」が37.8%、「サービス業」が17.1%だったという。

活用される業界(出典:BlueMeme)
活用される業界(出典:BlueMeme)

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 目的や用途は「システム開発コストの削減」が57.7%、「開発スピードの向上」が55.0%、「業務プロセスの自動化」が51.4%と説明している。

活用の目的や用途(出典:BlueMeme)
活用の目的や用途(出典:BlueMeme)

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 今後のシステム開発の棲み分け、関係を聞くと、「ローコード/ノーコードが当たり前になる」「設計部分と製造部分の明確な切り分けが発生する」など、62件の回答が集まったという。

回答例

  • 25歳:ローコード/ノーコードによる開発が当たり前になっていく。
  • 46歳:SIerは淘汰され、コンサルティングや提案力のあるベンダーが残る。
  • 43歳:ロジックの優れた組織が出てくると思う。
  • 53歳:設計部分と製造部分の明確な切り分けが発生する。
  • 24歳:SEの発言権が上がると思う。
  • 41歳:定型で不変的な部分はローコード/ノーコード、会社独自の部分はSIer。
  • 41歳:ルーチンワークの定型化。
  • 44歳:ツールの使用方法をユーザー企業にレクチャーするサービスが出てくる。
  • 46歳:ローコード/ノーコードはお客様相手や頻繁な変更を対応する用途に。サーバなどの内側の構築をSIerに。

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