KDDI、ジョブ型人事を運用--人材管理と従業員体験で活性化狙うSAP「HXM」の要諦 - (page 3)

阿久津良和

2021-06-29 06:45

 組織内での人材の多様性や平等性、包容性(Diversity Equity and Inclusion:DEI)を判定、分析して改善につなげる同名のクラウドサービスも日本語版のリリースを予定。「候補者エクスペリエンス」は「中途採用者のジャーニーなど必要な情報をテンプレート化。候補者情報と従業員情報を一元管理」(熊代氏)することで、人事部門の負担軽減や改善アクションにつなげられるという。

KDDIらしさとジョブ型の長所をハイブリッド化

 KDDIは、経営基盤強化の一環としてSuccessFactorsを採用し、「KDDI版ジョブ型人事制度『クロスキャリア』」の運用を開始した。記者会見に登壇したKDDI 執行役員 コーポレート統括本部 人事本部 白岩徹氏は「『ジョブ型』の定義も多様化しているが、(本制度は)KDDIらしさとジョブ型の長所をハイブリッド化したもの。専門性や人間力を兼ね備えた人材育成を目指す」と説明する。

 SuccessFactorsを基盤としたクロスキャリアは、専門領域を定義し、従業員の専門性や職場環境などをデータ化する組織プロファイルを用意。その上で従業員のキャリアプランを描くための人材検索やキャリアプラン申告、キャリアを実現するために上長との1on1や育成計画で「(従業員自身が)立ち位置を知り、自身の方向性を築いていく」(白岩氏)

 キャリアを実現するための施策として社内公募や社外での副業に対応し、従業員が能力や保有資格、希望部門など公開する情報を取捨選択する。情報は人事担当や他の部門による検索が可能。白岩氏は「検索にヒットした従業員と部門とつなげていく。(これまでの)人事中心的な人事異動が変化し、社内の流動化が高まる」と主張した。

クロスキャリアの概要 クロスキャリアの概要
※クリックすると拡大画像が見られます

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    【マンガ解説】まだ間に合う、失敗しない「電子帳簿保存法」「インボイス制度」への対応方法

  2. ビジネスアプリケーション

    きちんと理解できていますか?いまさら聞けないインボイス制度の教科書

  3. 運用管理

    AWS、GCP、Azureを中心としたクラウドネイティブ環境における5つのセキュリティ強化策

  4. セキュリティ

    マンガでわかる―Webサイトからの情報搾取を狙うサイバー攻撃「SQLインジェクション」、どう防ぐ?

  5. セキュリティ

    緊急事態発生時にセキュリティを維持するための8つの戦略と危機管理計画チェックリスト

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]