Opera Softwareは、同社が開発するウェブブラウザー「Opera」について、「Chromebook」に最適化された世界で初めての代替ブラウザーとなったと発表した。
同社によると、無料で無制限、ログなしのブラウザーVPN、広告ブロッカー、Cookieダイアログブロッカー、カラーテーマなど、これまで「Chrome OS」プラットフォームでは利用できなかった特徴的な機能がChromebookで使えるようになる。これは「Android」版Operaをアップデートしたものであり、全ての特徴的な機能を維持しながら本格的なノートPC体験を提供できるよう、独自に最適化されている。
提供: Opera
ただし、これは完全に「Chrome」に取って代わるものではないことを明確にしておきたい。
世界的なコロナ禍の中で、リモートワーク、リモート授業、家族や友人間のコミュニケーションのために突然膨大な数のコンピューターが必要となったため、2020年には3000万台以上のChromebookが売れた。専門家らは、2021年にはさらに4000万台以上が出荷されると予想している。Chromebook向けに最適化されたOperaの特徴的な機能の一部を以下に挙げる。
- メッセージアプリの組み込み:「WhatsApp」、Facebookの「Messenger」、「Telegram」「Instagram」「Twitter」のアカウントが、ブラウザーの左側にある1つのシンプルなMessengersタブに表示される。
- Flow:PCとスマートフォンでデータを共有できるPC版Operaの「My Flow」と同じで、Chromebookとスマートフォンを接続して、テキストやリンク、画像を共有できる。
- 内蔵VPN:シンプルなVPNソリューションでブラウザー体験のセキュリティ向上に役立つ。VPNは、プライベートブラウジングセッションで利用できる。
- 広告ブロッカー:押し付けがましい広告を削除する。
- 仮想通貨ウォレット:Opera内の起動アイコンをクリックするだけで仮想通貨アカウントを管理できる。
- ナイトモード:夜間にウェブサイトを閲覧したりNetflixを視聴したりするとき、ナイトモードにするとブルーライトが抑えられるため、目を保護できる。
- カラーテーマ:ライトおよびダークモードで5種類のテーマカラーを簡単に切り替えられる。
この新しいChromebook版Operaは無料で利用できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。