NECは7月20日、PCで利用する顔認証ソフトウェア「NeoFace Monitor」のクラウドサービス「NeoFace Monitor クラウド版」を発表した。同日から受注し、8月下旬に本番サービスを開始する。
NeoFace Monitorは、顔認証でWindows PCのログオン、離席時の画面ロックやなりすまし防止などが行える。マスク装着でも顔認証ができる。従来はサーバーソフトウェアとPCのクライアントソフトウェアで構成するオンプレミス版のみだったが、コロナ禍に伴う企業のテレワーク拡大を受けて、新たにクラウドサービス版を開発したという。
クラウドサービス版は、上記機能に加えて、他のクラウドサービスとSAMLの認証連携によってシングルサインオンができる。Microsoft 365、Google Workspace、サイボウズのOffice、Garoon、kintoneが対応済みという。
オフライン環境では、オンラインで一度顔認証を行っているPCに限りキャッシュ機能を認証を行うため利便性を損なわないとする。クライアントソフトウェアは、エンドユーザーの従業員でもダウンロード、インストールが可能で、情報システム担当者の負荷を軽減できるようにした。
参考利用料金は1ユーザー当たり月額300円。初回時は10ユーザー・12カ月分の購入が必須条件となる。
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