コンテナー管理サービス「Google Kubernetes Engine」(GKE)やマルチクラウドでのワークロードを管理する「Anthos」を活用したPaaS層の構築を支援する。
また、Googleが提案するセキュリティモデル「BeyondCorp」に加えて「Gmail」を中心にしたオフィスソフト群「Google Workspace」を用いた社内システム環境の構築、AndroidをベースにしたPC「Chromebook」の提供や自社従業員のChromebook利用、クラウド型データウェアハウス(DWH)のBigQueryとビジネスインテリジェンス(BI)ツール「Looker」を組み合わせたデータ解析基盤の提供を予定している。
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グーグル・クラウド・ジャパン パートナー事業本部 上級執行役員 石積尚幸氏はG-gen設立について「少し前は(サーバーワークスとBespin Globalが)結び付くのは想像もできなかった。だが、マルチクラウドの需要は高まっている。G-genが日本のキープレイヤーとして活躍するように支援したい」とコメントを寄せた。
サーバーワークスの大石氏は「既成のサービスを組み合わせることで、迅速かつ安価に一般業務をカバーするファストSIの需要はコロナ禍で増加している。ITインフラの『ユニクロ』化。ファストSIを実現したい」と意欲を語った。
国内市場でマルチクラウドの採用が増加するかとの質問については、「感覚的に(顧客が)単独のクラウドで完結するケースは少ない。クラウドプロバイダーの敵はオンプレミス。コロナ禍で物理的接触が制約される状況でも、ビジネス機会を増加させる意思は強く、今後は各クラウドサービスを組み合わせる世界が広がっていく」(大石氏)と予見した。
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