VMwareは米国時間8月26日、2022会計年度第2四半期決算(7月30日締め)を発表した。市場の予想をわずかに上回った。
最高財務責任者(CFO)Zane Rowe氏は、マルチクラウド事業、モダンアプリケーション事業、エンドユーザーコンピューティング事業などの主要カテゴリーで製品の受注が前年同期に比べて大幅に増加したと述べた。
第2四半期の売上高は前年同期比9%増の31億4000万ドル、非GAAPの純利益は7億3900万ドル(希薄化後1株あたり1.75ドル)だった。
アナリストらは売上高を31億ドル、1株あたりの利益を1.64ドルと予想していた。
最高経営責任者(CEO)のRaghu Raghuram氏は、「当社の顧客は『クラウドファースト』から『クラウドスマート』という指針へと戦略を進化させている。適切なクラウド、クラウドサービスを適切なワークロードに向けて選択しており、マルチクラウド環境を利用するようになっている」とし、「私たちは、マルチクラウドプラットフォームをすべてのアプリケーション向けに提供し、デジタルイノベーションを可能にしている」とコメントした。
Raghuram氏は、前CEOのPat Gelsinger氏の退任にともない、6月1日にVMwareのCEOに就任した。Gelsinger氏はIntelのCEOに就任している。CEO就任以前のRaghuram氏は、製品およびクラウドサービスの最高執行責任者(COO)を務めていた。
売上高の内訳は、サービス関連が16億2000万ドル、ライセンス関連が7億3800万ドルだった。
サブスクリプションとSaaSの売上高は、前年同期比23%増の7億7600万ドルだった。また、サブスクリプションとSaaSの年間経常収益(ARR)は前年同期比26%増の31億5000万ドルだった。
サブスクリプションとSaaSが総売上高の24.7%を占めている。
第2四半期における非GAAPの営業利益は、前年同期比3%減の9億2400万ドルだった。
営業キャッシュフローは8億6400万ドル、フリーキャッシュフローは7億7700万ドルだった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。