DMM.comは、「DMMブックス」「DMM動画」「DMMオンラインサロン」のコンテンツサービスの運用管理で、オブザーバビリティー(可観測性)ツールの「New Relic One」を導入する。New Relicが発表した。
DMMは、50種類以上のサービスを提供し、コンテンツはDMMブックスの電子書籍で約66万冊、DMM動画では10万タイトル以上あるという。サービス基盤はパブリッククラウドとオンプレミスを組み合わせたハイブリッド構成で、動画配信では千数百台規模のサーバーを運用する。DMMでは、年間数千回ものキャンペーンを実施しており、事前にインフラを増強しても、予想を超えるアクセスでサービスが不安定になることがあったという。
現在はパブリッククラウドへの移行を進めており、インフラやアプリケーションのモニタリングを強化してエンジニアの経験に頼る負荷対策から脱却するために、New Relic Oneを導入することにしたという。
New Relic Oneでは、ユーザー体験の観点でアプリケーションの性能監視と必要なログを収集、エビデンスに基づくリソース配備を可能にする。そこでのデータをインフラエンジニアとアプリケーションエンジニアの「共通言語」のように活用し、経営側や事業部側とも連携してサービス品質を向上させる環境が整備されたとしている。