ウシオ電機、「Unipos」を導入--認め合い、学び合い、高め合う組織文化を醸成

河部恭紀 (編集部)

2021-09-02 09:45

 産業用光源メーカーであるウシオ電機は、2021年8月より国内従業員約1700人を対象に「Unipos」を導入することになったと、同サービスを提供するFringe81が8月31日に発表した。

 Uniposは、従業員同士が「貢献に対する称賛のメッセージ」と「少額のインセンティブ」を送り合う“ピアボーナス”の仕組みを使って「組織を変える行動を増やす」ためのウェブサービス。多忙なマネジメント層も隙間時間に賞賛できる仕組みをつくることで、風通しの良い組織風土づくりや従業員エンゲージメント向上をサポートする。

 ウシオ電機は、自社のさらなる発展に向け、これまで以上に従業員同士が互いに「認め合い、学び合い、高め合う」企業になっていくことが必要と考えている。そのためには、「働きがい」を高め、自ら主体的に行動やチャレンジできる良好な関係の質を醸成し続ける必要があることから、感謝、称賛、エールなどのメッセージを通じて従業員の貢献にスポットライトを当てられるUniposがその役割を担えると考えた。

 同社は2020年11月、在宅勤務制度の利用加速に加え、複数の事業所や販売拠点で働く社員が存在する中で、コミュニケーションの多様性確保に課題を感じていたことから、200人を対象にUniposの試験導入を開始。その後、導入を順次拡大し、国内全体1700人規模での利用に至ったという。

 導入後の従業員アンケートでは、76%が「投稿を送ったり、もらったりすることでポジティブな気持ちになった」と回答。感謝、称讃、エールを伝える機会が増えたことよりも、受け取る機会が増えたと感じている人が多く、ポジティブなメッセージを受け取っているという実感がモチベーション向上につながっていると考えられるという。

 新しいコミュニケーション手段を導入することで、同社が目標とする、認め合い、学び合い、高め合う組織文化の醸成に近づいているという。

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