日本鉄道施設協会は、ローコード開発ツール「WebPerformer」を使って保安講習会管理システムを約2カ月で構築した。WebPerformerを展開するキヤノンITソリューションズが発表した。
同協会は、鉄道各社からの委託で工事事業者が関連資格を取得するための講習会管理を代行している。大半の鉄道会社が紙とExcelでの管理業務を前提としており、同協会の職員の負担が大きく、受講する工事事業者も手間がかかることが課題だったという。
このためキヤノンITソリューションズが開発パートナーに参加し、WebPerformerとAmazon Web Services(AWS)の各種サービスを利用して、約2カ月で保安講習会管理システムを構築した。AWSの採用は拡張性と事業継続性を考慮したためという。設計段階から 複数の鉄道会社がシステム利用することを見据えて鉄道各社にシステムの横展開できるようにした。
開発した保安講習会管理システムでは、工事事業者がウェブ経由で受講を申し込めるように、同協会職員の業務負荷が大幅に解消されたとしている。