河合楽器製作所は、統合人事システム「COMPANY」の導入を決定した。2022年7月の本稼動開始を目指している。「COMPANY」を手がけるWorks Human Intelligence(WHI)が発表した。
COMPANYは、約1200法人グループへの導入実績がある。日本の大手法人の業務プロセスや業務ノウハウを標準機能として取り入れ、プログラミングの知識不要で設定変更が可能となっている。また、クラウドサービスであるためサーバー管理の知識や手間も不要となっている。
さらに法改正や行政手続きのデジタル化に対応する標準機能強化を定額保守料の範囲内で行えるため、常に最新の機能を利用することができる。導入後に発生する企業環境の変化に対しても、追加コストをかけることなく対応が可能だ。
河合楽器製作所では、自社開発の人事システムを長年利用してきたが、社内で人事システムの運用やメンテナンスを行える担当者が限定的であり、将来的な業務の継続性が低いという事情を抱えていた。さらに、法改正や行政手続きのデジタル化への対応が迫られる中、数々の変化に対して今後も自社でシステム改修し続けることは現実的に困難と判断した。
同社は、COMPANYについてシステムの専門家でなくても設定変更できる操作性により、特定の人に頼らない持続的運用が可能なことや、時流の変化に追加コストなくタイムリーに対応できること、システム統一による人材データの一元化が可能なことなどを評価し、今回の採用に至った。
データの一元化では、人事給与、勤怠管理、申請ワークフローなど、人事関連業務をCOMPANYに統一することで、これまで自社開発システムや表計算ソフト、紙資料に散在していた人事データを1つシステム内に集約できるようにする。