データミックスは、Vonageのコミュニケーション基盤「Vonage Video API」を導入した。これにより、本人確認と試験監督機能付きのオンライン受験システム「Excert(エクサート)」の開発において、「ビデオ通話」機能の搭載を短期間かつ低コストで実現した。米Vonage Holdingsの日本法人Vonage Japanが発表した。
データミックスは、データサイエンス領域に関する教育事業、データ分析実務スキル検定の企画・運営などを手掛ける企業。Video APIをExcertに組み込むことで、試験監督は従来のオンライン受験ツールでは困難だった、受験者の本人確認やリモートでの監督を行うことが可能となった。
Video APIについてデータミックスは、多くの実績を有していること、すぐに利用できる多様なアプリケーションプログラミングインターフェース(API)や機能が用意されていたことを高く評価した。数万~数十万人といった大規模利用にも耐え得るキャパシティーについても評価し、採用に至った。
Video APIのVonageコミュニケーションプラットフォーム(VCP)APIにより、開発者はインテリジェントで直感的なカスタマーエンゲージメントの仕組みを、既存のアプリケーション、システム、ワークフローへ拡張・構築し、あらゆるチャネルやデバイスでのコミュニケーションを容易に行うことが可能となる。
今回の導入によりデータミックスは、試験監督者が複数の受験者の映像とPC画面の両方を共有しながら監督したり、ビデオ通話やチャット機能を使った受験者に対して細やかなサポートをしたりすることが可能になったという。数千数万の受験者の受付、数十人から数百人の受験者を対象に、試験官を配備した試験環境が提供できるようになったとしている。