法人向けソフトウェアの開発、販売を行うサイバーソリューションズは6月6日、従業員数300人以上の企業の経営者・会社員300人を対象とした「メール誤送信後の対応調査」の結果を発表した。
メールは日々の社内外ビジネスコミュニケーションにおいて欠かせないツールとなっている。サイバーソリューションズでは、ビジネスメールのやりとりにおいて、どのようなミスや危険が潜んでいるのか把握すべく、今回の調査を実施した。調査は2021年12月13~14日の期間にインターネットで行われた。
メールの誤送信を経験したことがある人を対象に、誤送信をした時にどのような対応をしたかを複数回答で聞いたところ、最も多いのが「誤送信先に謝罪メールをする」の83%で、続いて「誤送信先に電話する」が48%だった。誤送信先に対しては、ミスを伝え謝罪しようという行動に移す人が多い様子がうかがえる。
一方、社内報告として、「上司に誤送信を報告する」のは23%しかなく、会社として誤送信を管理・把握できていないケースが多いことが分かった。年代別に見てみると、20代は8%のみが上司に報告したと回答し、他の年代よりも明らかに低い結果だったという。また、全世代でも誤送信時に上司に報告しなければならないという意識は低く、対応方法にもばらつきが判明した。
サイバーソリューションズは、メールの誤送信をきっかけにビジネスや会社のブランドに打撃を与えるような事態が起こり得る可能性もあるといい、「企業として誤送信時の対応マニュアル整備やそもそもの誤送信ミスが起きない仕組みづくりが求められる結果だった」とコメントする。