Microsoftは、「Windows」の新機能を試せる企業テスター向けプログラム「Olympia Corp.」の参加者に対して、同プログラムが終了することを通知している。関係者はその理由についてコメントしていない。
提供:Microsoft
「Windows Insider」のMost Valuable Professional(MVP)であるChris Gahlsdorf氏は米国時間8月12日、予定されているOlympia Corp.の終了についてツイートし、同氏の会社が受け取った終了通知メールの画像を添えた。メールの内容は以下の通りだ。
Olympia参加者の皆さん、こんにちは。
この電子メールをお送りしたのは、Olympiaプログラムを1カ月以内に正式に終了することをお知らせするためです。これから、Olympiaライセンスの割り当てを解除し、Olympiaフィードバックパスを削除します。
必要なアクション:提供されたOlympiaライセンスを使用している場合は、30日以内(2022年9月12日まで)にデータのバックアップをとってください。
皆さんの参加とフィードバックに感謝します。ご不明な点がございましたら、ご連絡ください。
ありがとうございます。
Olympiaチーム
Microsoftは2017年、「Windows Insider Lab for Enterprise」としてOlympiaプログラムを開始した。今後登場予定の企業向け機能の一部を「Windows 10 Insider for Business」のテスターに試してもらうことが目的だった。2018年には、このプログラムの名称を「Olympia Corp.」に変更し、リリース前の「Windows 10 Enterprise」の機能を試したいWindows Insider参加者をより積極的に探すようになった。
Olympia Corp.を終了する理由をMicrosoftに尋ねたところ、広報担当者から「現時点で発表できることはない」との回答があった。これがWindows Insider for Businessの今後に及ぼす影響についても尋ねたが、全く同じ答えが返ってきた。
Gahlsdorf氏はTwitterで、新しい機能を自分たちの組織に導入するとどのように「動作すると想定されている」のかを確認できるという点で、Olympiaは便利だったとした。「しかし、現在では非常に多くのデモやシミュレーションがあるので、それで十分だとMicrosoftは考えたのではないだろうか」(同氏)
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。