ウイングアーク1stは12月1日、データ仮想化技術によるデータ統合・管理ソリューションを提供するDenodo Technologiesと、テクノロジーパートナー契約を締結したと発表。日本企業では初めてだといい、今後、データ仮想化基盤「Denodo Platform」とビジネスインテリジェンス(BI)ダッシュボード「MotionBoard」の連携が可能になる。
システム構成イメージ(出典:ウイングアーク1st)
昨今、デジタル変革(DX)の推進の中心となる企業データの管理や活用方法の重要性はますます高まっており、データ統合環境の整備は多くの企業で課題として残っている。そうした中、両社はデータマネジメントの観点から、データ統合作業の効率化を実現するエコシステム拡大に注力し、さまざまなデータの仮想統合とリアルタイムでの可視化を提供していくとしている。
具体的には、Denodo Platformの仮想化技術を利用することで、MotionBoardユーザーはデータ仮想化を容易に実現でき、次のようなメリットを得られるという。
- クイックなデータアクセス:従来の各システムに対するデータ抽出・統合作業が不要となり、クイックにデータにアクセスできる。
- データの集中管理とデータ統合:データの形式、場所に関係なく、全てのエンタープライズシステムにまたがるデータを仮想で統合する。
- 安全なデータ管理と負荷削減:利用可能な全ての仮想テーブルをカタログ化するため、検索・検出、管理するための一元化された安全なレイヤーを提供する。