レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは12月22日、「第4世代AMD EPYC」プロセッサーを採用した新製品群「ThinkSystem V3 サーバー」と「ThinkAgileハイパーコンバージド(HCI)・ソリューション」を発表した。
Lenovo ThinkSystem V3 サーバーは、人工知能(AI)処理などの高性能コンピューティング(HPC)や高セキュリティ性、省電力性などを実現する同社の「Infrastructure Solutions V3」ポートフォリオを構成する新製品で、21モデルをラインアップする。「AMD EPYC 9004シリーズ」プロセッサーを採用するモデルでは、CPU当たり最大96コア、6TBメモリーにまで対応する。
「Lenovo ThinkSystem SD665 V3」
また、同社のデータセンター向け最新冷却システム「Neptune Water Cooling」を採用した「Lenovo ThinkSystem SD665 V3」では、システム上の熱を最大98%、消費電力を最大40%削減する。従来の空冷式データセンターにも対応した「Lenovo Neptune Liquid Assisted Cooling」や、エネルギー効率の最適化を図るファームウェア「UEFI for Energy Efficiency」も提供するなど、データセンターにおける二酸化炭素排出へ抑制を支援するという。
一方のThinkAgile HCI・ソリューションでは、プライベートクラウド/ハイブリッドクラウド向けの「ThinkAgile VX」シリーズおよび高性能処理向けの「ThinkAgile HX」シリーズで14モデルをラインアップしている。