丸紅ネットワークソリューションズは、IT基盤の構成要素ごとに提供していた運用サービスと、新たに提供したセキュリティ運用サービスを統合した「ICT統合マネージドサービス」の提供を開始した。
同社では、同サービスの提供により、ユーザー自身が担う特定業務に関する運用負荷を低減させるとともに、ベンダー間のグレーゾーンの対応負荷が低減されるとしている。
ICT統合マネージドサービスでは、ネットワーク、クラウドおよびクラウドセキュリティ、仮想デスクトップ、端末など各分野でのマネージドサービスを用意している。
例えばネットワークでは状態監視、障害復旧を支援するとともにユーザーに代わって高度な知識を必要とするファイアウォール(FW)の運用を代行する。クラウドセキュリティでは、Zscaler、iboss、PrismaAccessを利用中のユーザーからの日本語/英語での問い合わせ対応や日々の運用を代行する。クラウドについては、Microsoft Azureを利用中のユーザーからの同様の問い合わせ対応やサービスの監視、日々の運用代行を行う。
仮想デスクトップに関しては、Microsoftのデスクトップ仮想化サービス「Azure Virtual Desktop」についての同様の問い合わせ対応、増減設などの日々の運用を代行する。端末については最適なPCの選定から調達、キッティング、保守、運用管理をサブスクリプションサービスで提供する。
新規リリースされたセキュリティ運用サービスでは、統合脅威管理(UTM)のセキュリティログ監視サービスも提供している。
このサービスは、過去のノウハウのデータベースを基に人の手を介さず自動でログを解析し、ユーザーに問題の深刻度や対応方法を報告する。これにより、セキュリティインシデントの発生有無の早期把握が可能となり、インシデントが発生した場合にも適切で素早い対応が可能になるとしている。
FW運用代行サービスと組み合わせることで、丸紅ネットワークソリューションズがセキュリティ機器に対して防御策を施すことも可能だ。