ノーブルホーム(茨城県水戸市)は、クラウド型ワークフローシステム「X-point Cloud」を導入した。エイトレッドが4月18日に発表した。
現在、同社の全従業員約450人が同システムを使っている。既存のグループウェアから移行した36種類の申請書のほか、メールで回付していた30種類以上の申請書についてもワークフローに対応させた。
申請書には既存のグループウェアでは設定できなかった入力制御や条件分岐などの機能を利用し、使い勝手の向上を図っている。「Azure AD」と連携したシングルサインオン(SSO)でセキュリティも強化した。入力制限機能によって記入の抜け漏れが激減するなど、申請業務の効率化にもつながっているという。 「SharePoint」との連携が可能な点も評価されたほか、紙の帳票レイアウトを再現可能なフォーム作成機能や、集計機能による申請業務の可視化/分析が可能だったことも採用のポイントとなった。ノーブルホームでは、従業員の増加によって既存メールサーバーの性能に限界が生じ、ワークフロー機能をはじめさまざまな不便が指摘されるようになっていた。例えば、部門間の連携に数多くの非効率的な作業が介在していたり、既存システムの機能的な制限からSSOを実装できないでいたという。