KEC関西電子工業振興センターは「X-point Cloud」を導入した。紙の稟議書を電子化することでスムーズな組織運営を実現させ、会計関連の申請書の処理業務を約4割削減したという。同製品を提供したエイトレッドが発表した。
X-point Cloudは、ノーコードでペーパーレス化と電子化を実現するワークフロークラウド。サポート体制も充実しており、多彩な連携機能と便利な検索/集計機能で業務を効率化できる。
X-point Cloud導入による業務効果
KEC関西電子工業振興センターは、電気/電子機器への電磁両立性を評価する「EMC試験」や「製品安全試験」、電子関連の先端技術の情報提供などを主力事業とし、国内電子業界の生産性向上や品質維持、技術基盤の構築に大きな役割を果たしている。
同センターは申請業務の効率化を目指す中で、申請書の作成や回付による業務効率の低下、非効率な申請書の処理業務によって重要業務のリソースを圧迫するといった課題を抱えていた。
このような課題を解決するため、X-point Cloudを導入。紙の書式を再現できるフォーム作成機能や会計システムとの連携に必要なCSVファイルによるデータ出力機能、有用性の高さなどが採用ポイントになった。
現在、KEC関西電子工業振興センターでは年間約5,000件の申請業務がX-point Cloudで行われており、職員の書類作成にかかる手間や回付にかかる時間が大幅に削減されている。また、申請書のデータが会計システムに連携されたことで、会計システムへの手動転記やダブルチェックなどの作業が不要になり、会計関連の申請書の処理業務は約4割削減されたという。
さらに、総務部では月末/月初の残業が大幅に減り、余剰リソースを重要業務に充当できたことで、従来よりも早期の月次決算が可能になるなど、経営管理の領域でも導入効果が生まれている。