Wovn Technologiesは8月1日、アプリ多言語化ソリューション「WOVN.app」でプッシュ通知の多言語化機能を同月9日にリリースすると発表した。
プッシュ通知の多言語化では、ユーザーの利用言語に応じて「翻訳」「ユーザーグループの作成」「配信」というステップを踏む必要があった。プッシュ通知の多言語化機能により、元言語で作成されたプッシュ通知をWOVN.appが翻訳するため、これらのステップを必要とせずに多言語でプッシュ通知を配信できるようになる。サーバーから配信されるプッシュ通知とローカルプッシュ通知の両方に対応する。
本番配信の前にテストデバイスでプッシュ通知を受信することで翻訳管理ができ、企業が送りたい内容で多言語配信を可能にする。言語は、プッシュ通知が本番配信される際、ユーザーのデバイスの設定言語に応じて自動的に切り替わる。これにより、ユーザーの行動に合わせた最適かつ最新の情報を、タイムリーに多言語で届けられるようになるという。
WOVN.appは、元となるアプリにソフトウェア開発キット(SDK)を導入するだけで多言語化できるソリューション。言語別の開発が不要なだけでなく、運用時における翻訳・反映作業も自動化できるため、多言語アプリの開発・運用コストやリリースにかかるリードタイムを削減できる。
WOVN.appは7月、Googleのオープンソースフレームワーク「Flutter」で開発されたアプリにも導入可能となった。現在、Flutterに加えて「React Native」「Swift」「Objective-C」「Java」「Kotlin」といった6つの開発環境に対応するSDKを提供する。